2022.06.17
写真家 藤村 大介氏が、新発売のタムロン17-70mm F2.8 (Model B070)富士フイルムXマウント用で撮る、四国の風景と旅スナップ
写真家 藤村 大介氏が、新発売のタムロン17-70mm F2.8 (Model B070)富士フイルムXマウント用で撮る、四国の風景と旅スナップ
初めて17-70mm F2.8を手にした時、手のひらに収まるコンパクトなサイズと、開放F値2.8とは思えない軽さに惹かれました。携帯性に優れた小さなズームレンズは、間違いなく旅のスナップに最適なのではと思い、撮影前から大きな期待を抱いて旅に出ました。
屋内での小物撮影は至近距離で撮影する場合が多く、体勢を工夫しながらアングルを探すのが大変です。しかし、17-70mm F2.8は最短撮影距離が短いため、難なく接写ができます。絞り開放F2.8で、広角でも得られる大きなボケ描写は、作品作りに役立ちました。水面ギリギリの超ローアングルでモニターを見ながら撮影するときなど、どうしても不安定な体勢となりますが、今回使用した富士フイルムカメラX-T4と17-70mm F2.8の組み合わせはバランスが良く、上手く撮影できました。ひたすら歩いて撮影した旅スナップは、従来の大口径レンズでは重量による疲労で苦労していたかもしれません。それがこのレンズでは全く感じられず、快適に撮影することができました。
さらに画質も優秀です。特殊硝材による優れた光学性能やコーティングは高い描写性能を実現し、フレアやゴーストも少なく安心して風景撮影に専念できました。特に点光源が多くコントラストの高い夜景撮影では、存分にその威力を発揮してくれました。旅の途中で雨に降られた時もありましたが、簡易防滴構造が採用されているので、安心して撮影に集中することができました。旅スナップでは悪天候こそ良いシャッターチャンスが訪れる場合があり、観光写真としてよく撮影される名所の写真も、17-70mm F2.8なら気象条件に左右されることなく、その時々のどんな条件でも思い通りに場面をとらえ、名作誕生となるでしょう。
今回試した17-70mm F2.8は大口径ながら小型軽量で高画質、常用レンズとして使える、究極の標準ズームレンズだと感じました。
富士フイルムXマウント (APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ用レンズ)
タムロン17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)富士フイルムXマウント用は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
Daisuke Fujimura 藤村 大介
世界500都市以上を取材し、都市風景や建築を主なテーマに国内外で活動する写真家。地上撮影と空撮を融合させた立体的な視点と、光や空間の流れを読み解く構図設計を強みとし、高解像度の描写力を活かした作品制作を行っている。作例制作や撮影案件など多くの現場経験を通じて培ったノウハウをもとに、機材性能を最大限に引き出す実践的な撮影アプローチに定評がある。 光と構造を読み解く表現を軸に、止まった時間と流れる時間を重ね合わせる、現実の向こう側にある風景を創作している。 公益社団法人 日本写真家協会正会員。一等無人航空機操縦士。